昔の日記。
31日(Mon)
ティーチングアシスタントの仕事で10:30までに学校に行ってテストしなければならない。
普段なら10:00には学校にいるが、前日までの疲れがたまっているので、10:30という時間は相当厳しい。
予想通り、危うく遅刻になるところ。10:27に教室に駆け込みなんとかテストを始める。
午後からはグループ内の発表練習。通しでしゃべったこともなければ、スライドもまともにできてない。
予想通りボロボロだった。
30日(Sun)
研究会が終わり仙台に帰らなければならない。月曜日に用事がなければもう1泊したいのだがそうはいかない。
修論発表という現実が重くのしかかる。
その上お金もない。帰りの新幹線の切符は買ったものの、手持ちの現金は3000円。
この中から東京駅までの切符代と、研究室へのお土産を捻出しなければならない。
そんな緊縮財政の中、行きの電車の中で気になっていた箱根ビールを買い、『塩ソフトクリーム』を食べる。
塩ソフトはミントっぽい味の中に仄かに『あ、塩』という感じ。連れは『豆腐ソフト』。
こっちは『あ、豆腐』という感じ。どちらの感想も情けないが、違う感想がまったく思いつかない。
研究会参加者に聞いたんだけど、小田原城には象がいるらしい。
想像しただけでもひどくシュールだ。
そんなわけで、緊縮財政であっても小田原城へ行く。
村上春樹の小説で、嵐の日に動物園に行って、象舍の前でビールを飲むという話を思い出す。
小田原城の象の前でビールを飲むなんてシュールな状況は、村上春樹でも想像できないだろう。
でも、小田原城は想像以上に人がたくさんいた。
さすがにたくさんの人がいるのに、昼間から象の前でビールを飲むことはできない。
帰りの新幹線では、東京駅で買った明石焼をつまみに箱根ビールで乾杯。
ビールは多少ぬるくなっていたけど、おいしい。たまっていた疲れもあって、酔いが早い。
新幹線が動き出した直後から酒盛りをしていたので、車内販売のお姉さんが訝しげに見ていた。
29日(Sat)
今日はポスター発表。自分の研究を学外の人に説明するのはほとんど初めて。
自分の研究がどのくらいウケるのか心配だったが、予想以上に好印象。
緊張が解けたのと、温泉にゆっくり浸かったのもあってぐっすり。
28日(Fri)
27日は徹夜のつもりでのぞんだけど、4:00くらいにやれることがなくなる。
危険だが1時間だけ寝ることに。1時間後、思ったより素直に起きれた。
4つも目覚まし時計をかけていたので止めて回るのが大変だ。
駅で待ち合わせ、時間に余裕があったのでスタバで朝食。非常に順調。
東京までの新幹線は多少眠かったけど小説のことなんかで盛り上がる。
東京駅から箱根までは新幹線ではなく、ローカルの東海道本線で、ぶらり一人旅みたいな雰囲気。
しかも行き先が箱根となれば、もう研究会どころではない。
かなり葛藤しながらも、小田原を経由して箱根湯本へ。
箱根湯本までに経由する駅はみんなどことなくおかしい。
ホームが切れていて先頭車両からしか降りれない駅や、ホームとの段差が激しい駅。
のんびりしてていいなあ。
箱根湯本からはスイッチバックで有名な登山電車。
途中見える風景が絶景らしいのだが、普段学校で見ている風景と大してかわらない。
研究会は…まあいつもどおり。
しかし、今日の日記はやけに小学生っぽく朝から起きたことの羅列になった。なんでだろ?
27日(Thu)
あすから箱根である研究会で発表するためのポスター作りに追われる。
論文には制限はないが、ポスターは制限があるのでなかなか書きにくい。
ちょっと込み入ったことを書くとすぐ容量オーバーになってしまう。
日付のかわる頃ようやく形になり、印刷しようとしたらフォントが化けて印刷できてない。
フォント埋め込みのpdfなのに。原因はかわったフォントを使っていたせいらしい。
おかげで急きょ全てのフォントを変更することに。朝7:30分に仙台駅なのにおかげで今日も寝れない。
今月は本当に徹夜が多い。その上時間にも追われている。マイケル・J・フォックスもびっくりだ。
24日(Mon)
かなり不満はあるものの、とりあえず修論完成。提出が終わったらすぐ帰りたいが、
見事にエントロピー増大の法則に従った机を片づけなければならない。その他、雑用を一通り終えて帰る。
ビールでも買って祝杯をあげようかと思ってたら、いつの間にか寝ていて朝だった。
23日(Sun)
修論閉め切り1日前。今日までかなり無理した生活をしてきたけど、この日を手を抜くわけにはいかない。
問答無用で徹夜である。
集中してやったおかげで時間をまったく気にしてなかった。
ほぼ出来上がった原稿をプリントしているとIさんがやってくる。
まだ3時くらいだと思ってたので、すごいびっくりした。
22日(Sat)
2徹明け。すでに主食は珈琲だ。
木曜からの3日間、同じく必死になっている大阪大学のIと励まし合いながら乗り切る。
言葉では尽くせないほど壮絶な日々だった。このあとちょっと厳しい仕事があっても、この日々にくらべれば、
ニコニコしながらできそうだ。
これだけ必死になって、修論を進めてきたのに,今日はサークルの追いコン。
修論を書かなければならないことと、2日も寝てないことを考えれば、間違ってもでては行けない。
でも、祝ってくれるのだから行かなければ。
追いコンでは4年で卒業した同期と久々にあう。みんなの第一印象は『やつれた』だ。
こんな生活をしていれば当たり前である。
修論が一通り終わったらおいしいものを食べるという約束を取り付け、夜帰宅。やっと寝れる。
17日(Mon)
修論に向けてもう一つ解析をしたかったのだが、どう考えてもタイムアウト。あきらめる。
しかし、提出一週間前までプログラムをいじるはめになるとは。
学校を帰ろうとしたら駐車場が何やら明るい。車のヘッドライトのようだ。
よく見たら4,5人の人が集まって何やらやっている。
しばらく観察していると、どうやら落とし物をしたらしい。
こんなに雪が積もってるのに無理だよなあ。記念と思って一枚携帯で撮影。皆様ご苦労様です。
12日(Wed)
ものすごい寒い日。帰ろうと車のドアを開けたら開かない。見事に凍り付いてしまっていた。
しばらく押したり引いたりして格闘しながら開けると、今度はしまらない。何度もドアを開けたり閉めたり。
なんとか車に乗り込み翌日の食材を買いにスーパーへ。駐車券をとろうと窓を開けようとすると今度は窓が開かない。
仕方ないので車から降りて駐車券をとる。おかげでいつもより運動量の多い日でした。
9日(Sun)
修論提出2週間前なのに、今頃プログラムを直している。本当に間に合うんだろうか?
それでも、今日の先生とのディスカッションは落としどころが明確になって非常によかった。
8日(Sat)
バーゲン行ってしまった。これだから貯金できない体質なんだな。
6日(Thu)
サークルの同期の友人から年賀状が届く。『男の子が生まれました』だって。
こちとらまだ来年も学生ですよ。結婚したいとは思わないけど、周りがどんどん大人になっていく気がする。
あと、3日の日記を思い出して書いておいた。たまには物理について触れておかないとね。
4日(Tue)
年末に縫った傷口を抜糸する。救急センターで処置してもらったので、抜糸はWebで探した近所の外科へ。
行ってみたらすごいおじいちゃん先生で、『これはまずいんじゃないか』と思ったが今更あとに引けない。
糸を抜くのに横になったので手先が見えない。ますます不安だ。
ハサミがパチン!となった時にすごい鈍痛が。『今、肉も切ったでしょ!』
といいだしたくなるが、とりあえずおさえる。隣で見ている看護婦さんも何もしない。どうやら無事だったようだ。
次々にきられていく縫合の糸。
一番最後に『うーん…?これは、。。。。かさぶたですね、これは切りませんからね。』
なんて言いだす。こんな先生に処置してもらって何もなかったなんて幸せなんでしょ。
3日(Mon)
平成教育委員会という、いわゆるお受験問題を大人が解く番組を大学で何人かいっしょに見る。
正月も大学に残っているような人間たちなので、一般常識は解けなくても、理科、
特に物理の範囲なら解けるであろうと思ってみていたけれど、なかなかむずかしい。
方程式をいじくり回して、『これはパラメタの値によるよな』とか言っているうちはいいけど、
修了を控えた大学院生がそろって『おぉー!』なんて感動する問題があるなんて恥ずかしい。
小難しい計算ができたり、ややこしい現象を知っていても、小学生の知識に負けてしまう。
こんなんじゃいけないよなあ。
ちなみに感動した問題。
コップに水を入れ回りを容器で囲み、真空にした時、コップの水はどうなるか答えなさい。
<修了を控えた大学院生の答え>
(水のp-T相図を書いてみて)室温だから温度だとliquidからgusか。
単純に蒸発するだけでしょ。(所詮小学生だしこんなもんか)
<答え>
蒸発すると気化熱が発生するので、温度が下がり凍ります。
<答えを見た反応>
おぉー!!!なるほどね、カノニカルアンサンブルじゃなくて、グランドカノニカルか。粒子数一定じゃないもんなあ。
しかし、システムはどこまでで定義するんだ?いや、そもそも平衡系として議論していいのか?
凍るまで時間がかかってたのはcritical slowing down かね?
あの過程は相図上でどのように動いていったんだ?(以下延々と議論。)
理科の実験に子どもと同じくらい、下手したら子ども以上に喜べるってそれはそれでいいことだと思う。
1日(Sat)
元旦&土曜日ということで学校は休む。前日遅くまで起きていたので、起きたのは昼過ぎ。
今日の楽しみはなんと言っても、『ウィーンフィルニューイヤーコンサート』だ。
ニューイヤーコンサートといえば『ラデツキー行進曲』なので、番組が始まってから今か今かと待つ。
しかし、いつまでたっても演奏されず、おわってしまった。
後の話によると、インド洋津波の被災者に配慮して祭り的なものは演奏しなかったとのこと。
日本では大して面白くないお笑いをやっているのに、この差は何なんでしょ?
今日のニュース
小泉首相靖国参拝見送り。