Xcodeでclapackを使う

Webを探せばいくつか見つかるけど、「猿でもわかる」というくらい簡単なものがないのと、 絵入りで解説してあるものがないので、紹介。どちらかというと忘備録。 OSは10.4.x,Xcodeは2.xを対象としています。 Xcode1.xではファイルの配置が違ったような気がするので、同じようにいかないかも。

lapackを使うソースコードを用意する

このページをまじめに読むような人だったら、 webで検索してきちんと動くプログラムを拾ってきた方がいいです。

★きちんと動くプログラムを使えば、ソースコードの変更はありません。
★Xcodeを入れた時点でclapackはMacに入っているので、 コマンドラインでのメンドクサイ作業などは一切ありません。

フレームワークを追加する

この作業がメインです。lapackをリンクさせるにはフレームワークを追加します。 今回はlapackのみでなく、ほかの線形演算ライブラリもまとめて使えるようなフレームワーク (vecLib.framework)を追加します。 フレームワークの追加方法は

    1.プロジェクトファイルと同じアイコンを[control]+クリック(いわゆる右クリック)して 追加 > 既存のフレームワークを選ぶ
    2.vecLib.frameworkを選択。このフレームワークはでてきたフォルダの中にあると思いますが、 万が一なかった場合は /System/Library/Frameworks/ から探してください。
    3.次にでてくるウィンドウはそのまま「追加」を選択。
    4.これで追加されました。あとは、今までと同様にビルドしてください。
注意

フレームワークをリンクから外すときに [参照とファイルを消去する]ではなく、[参照のみ消去]にしないとなくなっちゃいます。(あたりまえだけど) 最悪Xcodeの再インストールをしなければならなくご注意。