ことえりの予測辞書、変換辞書を
 定期的にバックアップする

10.4から加わった新機能として、spotlightは重宝していると思います。 それに比べてautomaterは??な感じなんで、ひとつautomaterを使った作業を紹介。

定期的に起動するアプリケーションを作ってみよう。

話がいきなり飛ぶけど、10.4でことえりを使うと以前入力した言葉が[tab]で補完されますよね。 この機能は非常に重宝しているけど、一度間違えた言葉を入力してしまうとその言葉を覚えてしまう。 しかも、この覚えた言葉は辞書ファイルを捨てないと毎回出てきてうっとうしい。 でも、誤変換を覚えるたびに辞書ファイルを捨てるとまた1からやり直しだから定期的にBack upをとろう、 と考えるわけです。つまりやることは

    1.  決めた日付(例えば毎週)になったら
    2.  自動的に辞書ファイルをBackup先にコピーする

の2点です。

辞書ファイルをバックアップするアプリケーションを作る。

まず一つ目。『2. 自動的に辞書ファイルをBackup先にコピーする』について説明します。 この作業はautommaterにやらせましょう。作るワークフローは以下のようになります。 (アクションは検索すればすぐ見つかります)

    1. 確認をとる。

>> 適当に『変換ファイルのバックアップをとります。』とでもコメントを表示しておきましょう。 OK、キャンセルが選択できるので便利です。 (必ず必要な作業ではありません。)

    2. 指定されたFainder項目を取得

>>辞書ファイルをautomaterに教えてあげます。Backupするべき辞書ファイルは 「~/Library/Preferences/com.apple.JapaneseAnalysis」の InputPrediction.dictとLearningDictionary.dictの2つ。

    3. Finder項目をコピー
    4. Finder項目の名前を変更

>>ファイル名に日付を追加しておくとよいでしょう。

    5. Finder項目を移動

>>Backup先に移動させます。辞書ファイルのある 「~/Library/Preferences/com.apple.JapaneseAnalysis」に DictionaryBackupというフォルダでもつくってそこに置いておくのがいいでしょう。

これで、このワークフローをアプリケーションとして保存しておきます。 後はこれを実行すればBackupがとれる。

定期的にアプリケーションを起動させる。

次に『決めた日付(例えば毎週)に』このアプリケーションを実行させます。これにはiCalを使う。 まずはiCalを立ち上げてBackupをとりたい日に新規イベントを作ってください。 このイベントのアラームとして『ファイルを開く』を設定します。 もちろん開くのはさっき作ったBackupアプリケーション。
このままでは、その日限りになってしまうので、『繰り返し』を設定します。(ここでは毎週を選ぶ) すると、毎週このBackupアプリケーションが自動的に実行されることになります。

実に簡単ですね。応用すればほかにもいろいろ作れそうです。