東北大学 物性理論研究室 佐藤グループ

研究内容

私たちは、光が駆動する量子多体系の非平衡ダイナミクスを中心課題として研究に取り組んでいます。筑波大学 光物性理論研究室での研究に興味がある方はお気軽にお問い合わせください!


光と物質の相互作用

私たちは普段、光を介して周囲の世界を認識しています。また、夜の暗い部屋を照らす照明や、太陽光からエネルギーを取り出す太陽電池、健康診断におけるレントゲン撮影など、今日の豊かな社会は様々な光と物質の相互作用に基づく技術によって支えられています。光物性理論研究室では、光と物質の相互作用の背後にある微視的な物理機構をの解明し、新たな光科学技術の生み出すことを目指して理論的な研究を推進しています。


光駆動電子ダイナミクスの理論シミュレーション

最近の光物性物理学分野の研究では、高強度なレーザー光を物質に照射して、様々な光駆動非線形現象、非平衡現象、超高速現象が調べられています。このような興味深い現象の背後では、量子多体系のダイナミクスが重要な役割を果たしています。しかしながら、マクロな実験結果からだけでは、現象の背後にあるミクロな物理過程を理解することが難しい場面は少なくありません。私たちは、量子力学に基づく数値シミュレーションを用いることで、ミクロな電子ダイナミクスを直接シミュレーションし、光が駆動する様々な現象のミクロな機構の解明に取り組んでいます。