4月の日記
東京に出かけて久々に都会を感じてくる。よくある「ビルが多くてくらくらする」
という田舎からでてきた人の感想がすごいよくわかった。
終電を乗り過ごしたので、始発まで粘って一路東海へ。
始発を待つホームで倒れている人を発見。寝てるだけかと思ったら、
いきなり動き出して携帯で電話。都会にはいろいろな人がいるもんだ。
午前中にかえってくるものの、体がだるくて仕方ない。あきらめてはいたけど、
日曜日は一日中寝て過ごした。
先生がこっちに来てディスカッションをする。 なんか久しぶりに「人と話した」って感じがした。 自分が出したデータはいまいちだと思っていたのに、予想外にウケがいい。 ずっとやっていると、何がすごいのか自分でわからなくなってくるのかな。
今年原研のグループに加入ということで、歓迎会を開いてもらう。
物理やっている人は話す内容は大して変わらないんだけど、
理論と実験では結構視点が違うものだと感じた。
すごい気になったのは、となりで合コン(?)をやっていたグループ。
どう見ても着ているものがジャ○コだよなあ。。
朝9時から夕方5時までいくらか休憩を挟んだものの、
えんえんと放射線を扱う上での注意や知識を聞かされる。この講習で得たこと。
下手なプレゼンテーションは罪。
そういう意味では非常に意義ある講習だった。
携帯電話が行方不明だったのが見つかる。
月曜のよるまでは部屋の中にあったはずなのに、部屋中どこを探してもなかったので、
公衆電話で電話をかけ、急いで部屋に戻る。音をたよりに探すと...携帯は洗濯かごの中。
しかもシャツにくるまれてでてくる。なにゆえ?
弱っていたので、一日休む。
平野啓一郎、葬送を読み終わる。感想は
こっち
に書いたのでおいておいて、芸術って何だろうと考える。
確かに、よりすばらしい音楽、絵画をつくるために技術を尽くしたり、分析したりするのはわかる。
とりわけ、分析するのは必須であろう。一般人と芸術家を隔てるものは、おそらくは分析する能力かもしれない。
(多分これはドラクロア的立場にちかい)
芸術家は芸術を分析し、「何となくすばらしい」ではなくて「ここがこうだからすばらしい」といえるのだろう。
すばらしい、と感じる基準が主義主張によって幾分変わるのは仕方ないとして、
当時の芸術は、何にも知らない人間にも、ある程度は良さがわかるものだった。
でも、現代芸術ってどうだろう?全部とは言わないけど、個人、あるいはコミュニティの中だけで評価しあってない?
一般人には、わけがわからないものほど良い、って風潮すらあるように感じる。
そんな「内輪の世界」で評価されたものがいつまでも続くんだろうか?いずれなくなってしまう気がする。
専門家でなくてもすばらしいと感じられるものでないと、芸術ではないと思うがなあ。
ここまで書いたものは、すべて学問にも当てはまるかもしれない。
特に物理の分野はかなり細分化されて、分野外の人間にはすぐには理解されづらくなってしまった。
せめて自分の研究だけでも、その意義を誰にでも理解できるようにしなければ。
つかれた。
また一つ年を取る。限りなく100%に近い物事がうまくいかない。
エラーのわからないバグがでて煮詰まってしまったので、気分転換に構内を散歩に出かける。 ここは本当に広いので、油断すると迷子になりそう。しかも、場所によっては 「散歩して道に迷いました」ではすまされないような場所も多々あり。
Desktopのパソコンを再起動するたびに、バンドルされていたソフトが「レジストしろ」
としつこく言ってくるので、uninstallしてみたが、毎回言ってくる。
「これはレジストリをいじる必要がありそうだ」ということで、
関連するレジストリを消去...のつもりが操作ミスで重要そうなものも消してしまう。
みごとに「chmod / 000」と同じ状況。重要なファイルが失われるなどの損害はないけど、へこむわぁ。
実験施設の片付けをするのもの、何が必要で、何が必要でないんだかさっぱりわからない。
そのため、ほとんど、ぼーっと突っ立ってることになる。
初めてカドミニウム(Cd)にもさわった。(もちろん手袋越し)
こんなのが危険だなんて、絶対わからない。知らなかったら「ちょっと柔らかい鉄」だし。
無知って恐ろしい。
片付けをする傍ら、いくつかの実験装置を説明してもらう。 「これはスピンエコーの装置で、ここでスピンをねかせて...」 なんて説明付きで見せてもらうと、今までうろ覚えだった仕組みがはっきりとしてわかりやすい。
最近、研究時間が短い。朝くる時間は今までと大して変わらないけど、 夕食は寮で食べることになっているので、そのまま戻らず。 今までだいたい8:30-22:00だったのが、8:30-19:00くらいと、3時間くらい短くなっている。 短いけど、今までと全然違う環境なので新しい知識をいっぱい得られて、充実はしてなくもないからいいか。
帰ってからの時間は...ぼーっと本を読んだり。結構もったいない時間の使い方をしているので、 忙しくて仕方ないどこぞの人に分けてあげたいくらい。
メールなどの事務手続きもようやくおわり、あとは車の手続きのみ。これから、 というときなのに、全然気分があがらず。うーん、こまった。
週末、イライラがたまってあちこちの人に迷惑かけたようです。ごめんなさい。
気分転換に近くで一番大きい都市の水戸に出かける。 うん、なんていうか、休日なのに全然人がいないのがもの悲しい。 余計一人なのを感じてしまって、期待したほど気分が晴れなかった。
メールアカウントもこなければ、外部接続の申請も通らない。 イライラして担当事務に電話をかける。いきおいに任せて、かなり嫌なひとになってしまった。 それを思い出してまた自己嫌悪。
まじめに研究するのはあきらめて、買ったまま開いてもいない教科書を読んだりして過ごす。 なんか、一日が長いようで短い。
近辺で唯一文明を感じられる大型スーパーへ買い出しに出かける。 気のせいかもしれないし、そこへ出かける客層も関係あるかもしれないけど、 妙に「女の子」が多い。それと双子。実感としては7:3くらいで女の子が多いです。 やっぱり、放射線を浴びると、女の子が生まれやすいってのは本当なのかなぁ?
メールアカウントの申請が通らない、外部接続申請が通らない、
役所の人間が訛っていて何をしゃべってるんだかわからない、
提出した住民票を「向こうが」落としておいて、「落としましたよ」なんていってくる、
しかも落としたことを問いつめても「戻ってきたんだからいいじゃない」と謝りもしない、
遊びの誘いが断られる(想定内)・・・
あーもーイライラする。
ssh使用の申請をしたら、結局ここでのメールアドレスがないとだめらしい。
今、webMailを使ってやり取りしているのになんで必要?
どうしても必要なら、後から教えるんでもいいじゃない。
結局いくら粘ってもメールアドレスがないとだめの一点張り。あーもー、ばか。
先生たちと話し合って、今後の方針を決める。結局、具体的な話は金曜日にプレゼンをやってから。 さて、実験家にどうやってプレゼンしようか...
ここはセキュリティが非常に厳しいらしく、ごくわずかのポートしか開いてないらしい。
問題なのは・・・sshが使えない。WorkStationとメールが使えないじゃないか。
申請すればできるようにはなるらしいけど、それまでかなり時間がかかるらしい。
大変だ。研究にならない。
何というか、ほかにやれることはあるんだけれど、気になっていまいち仕事にならない。
何も考えずに出かけたら、途中「今日はオリエンテーションが・・・」と話しているのが聞こえる。
着いてみたら、いかにも新人っぽい人がスーツ着てブラブラしてる。
自分はいつも通りの私服でいったので、「これはやってしまったか!?」とおもったけど、
結局何もなかったので一安心。
危うく、「やっぱり物理の人って常識無い」って言われるところだった。
その後一日事務仕事に追われる。
届いた荷物を片付けようとしたところ、ほとんどの収納棚が使い物にならないことに気づく。 なぜなら、ほとんどの収納棚が1m80cmくらいのところに。服すら満足に片付けられない。 まいったなあ。
必要な物をリストアップして、この近辺で唯一文明を感じられる車で10分くらいのスーパーへ出かける。 棚や机を買おうと思ったけど、デザインを見ると・・・なので、通販で買うことにする。 当分は段ボールをテーブル代わりの悲しい生活。